太田プロ所属の若手トリオ「青色1号」。
結成から数年でライブシーンの注目株となり、「ネギトロ王子」「就活面接コント」など独創的なネタで話題を集めています。
この記事では、青色1号の芸歴・同期芸人・代表ネタの構成や笑いの特徴を徹底解説。
“観察型コント”と呼ばれる彼らの笑いの裏側を、構造とセンスの両面から深掘りします。
・青色1号の芸歴やライブ活動の歩み
・同期芸人との比較から見える立ち位置
・代表ネタ3本の詳細と笑いの構造
・観察型コントという独自の笑いの特徴
・今後の注目ポイントとライブでの強み
・青色1号が次世代コントシーンで注目される理由
青色1号とは?【太田プロ所属の実力派トリオ】
引用:榎本淳Instagramより
青色1号は、上村典弘(カミムラ)、榎本淳、仮屋そうめんの3人からなる太田プロダクション所属のトリオです。
2018年に結成され、東京を中心にライブ活動を展開してきました。
3人それぞれが異なる趣味や性格を持ち、統一されたキャラは持たないものの、その“バラバラ感”が逆に化学反応を生み、観察型コントという独自のスタイルを確立しています。
ネタでは日常の違和感や小さなズレを巧みに取り入れ、誰も予測できない展開で観客を引き込む点が特徴です。
青色1号の芸歴まとめ|結成から現在までの歩み
青色1号は2018年に結成された太田プロ所属のコントトリオです。
芸歴としてはまだ若手ながら、結成当初からライブシーンで高い評価を獲得。
太田プロライブ「月笑」やネタバトルイベントに多数出演し、構成力と演技力の高さで注目を集めてきました。
2021年ごろからはYouTubeなどでもネタ動画を公開し、「ネギトロ王子」「就活面接」などの代表作がSNSで話題に。
近年ではテレビや配信番組にも出演機会を広げつつあり、芸歴6〜7年目の若手として、次世代コントシーンの中心的存在に成長しています。
観察型コントという独自のスタイルを磨きながら、地道にライブを重ねてきた実力派。
結成から現在まで、一貫して“構造で笑わせる”コントづくりを貫いている点が、青色1号の大きな特徴といえます。
青色1号の同期芸人は?【世代で見る立ち位置】
青色1号の芸歴は2018年結成で、同期にあたるのは令和ロマン(吉本興業)、フランスピアノ(グレープカンパニー)、金魚番長(人力舎)など、現在お笑い界で勢いを増している実力派が並びます。
彼らはいずれも“ネタ志向”の強い世代で、青色1号も同じく構成力と世界観で勝負するタイプのトリオです。
同期芸人の多くが明確な「ボケ」「ツッコミ」構成を取る一方で、青色1号は役割を固定せず、ネタの中で立場が入れ替わるような構成を採用しています。
これにより、観客が“誰が正しいのか分からない”状態で物語に引き込まれる仕組みが成立しています。
つまり、同世代の芸人がセリフやテンポで笑いを生むのに対し、青色1号は“ズレの構造”そのもので笑わせる稀有な存在。
同期比較で見ると、彼らの位置づけは「セリフ派の中の構造派」。これが青色1号がライブで異彩を放つ最大の理由です。
代表ネタ紹介|青色1号らしさが光る3本
ネギトロ王子
青色1号を代表するネタのひとつが「ネギトロ王子」。
タイトルのインパクト通り、架空の“王子キャラ”が登場するシュールな設定コントです。
物語は一見くだらない展開ながら、「威張っていた人が自滅する構図」を見事に描き切り、観客を笑いと爽快感で包みます。
SNSでも「今年観たコントで一番面白かった」と評判になり、ライブ常連ファンの間では名作として語られています。
このネタの面白さは、キャラクター設定よりも構成の巧みさにあります。
観客に“次は何が起きる?”という期待を抱かせながら、意外な角度から転落オチを仕掛ける。
王子という非日常キャラを通して、日常に潜む「小さな権力の滑稽さ」を風刺している点が青色1号らしさです。
就活面接コント
就活や面接を題材にしたコントも青色1号の代表作。
現実にありがちな「形式的すぎる面接」や「質問のズレ」を誇張しながら、人間の不器用さを浮かび上がらせます。
特に印象的なのは、面接官と学生のどちらがボケでどちらがツッコミなのか分からない曖昧な関係性。視聴者は常に“どちらが正しいのか”を探しながら笑ってしまう構成です。
このネタの背景には、上村典弘の実体験があるといわれています。
実際に就活がうまくいかなかった経験をベースに、社会への違和感を笑いに昇華している点が見事です。
青色1号のコントは、ただのあるあるネタではなく「現実にある不条理」を丁寧に観察して構築されているのです。
予測不能コント(財布ネタなど)
ライブでは、観客が「今どこで笑えばいいのか分からない」と混乱するほど、展開が読めないネタも多い青色1号。
その代表が“財布を盗む?”という設定を含む予測不能系のコントです。
このネタでは、3人の誰がツッコミなのか明確に決まっておらず、全員が同じテンションで進行していくため、観客は状況を追いながら自然と笑ってしまう構造になっています。
この“主軸のあえて曖昧な設計”こそが青色1号の革新性です。
通常はツッコミの指摘で笑いを生むところを、彼らは「ズレを積み重ねることで笑いを誘発する」スタイルを採用。
観客の思考を揺さぶりながら笑いを生む、構造的かつ知的なネタ構成が光ります。
青色1号の笑いの特徴|“観察型コント”という新ジャンル
青色1号のコントは、一見すると「地味」な会話劇に見えます。
しかし、その内側では人間関係や社会のズレを精密に観察した“観察型コント”が展開されています。
派手なボケや大声のツッコミではなく、登場人物の違和感や空気感のズレから自然と笑いを生み出す。
まるでドキュメンタリーのように現実を切り取る手法が、彼らの最大の特徴です。
例えば、就活面接のネタでは「形式ばった質問を繰り返す面接官」と「無理に合わせようとする学生」のやり取りを通して、“人間関係の気まずさ”をリアルに描きます。
そのズレが積み重なるほどに、笑いと共感が生まれる構造。観客は「わかる、こういう人いる」と共感しながら笑うのです。
また、3人のキャラクターが均等に立つ構成も特徴的。
一般的なトリオコントは、1人がツッコミ役として全体をまとめますが、青色1号はその軸をあえて崩します。
全員が同じテンション、同じ立場で動くため、会話がどこへ転がるか分からない“生の面白さ”が生まれるのです。
これは、コントに“編集されないリアリティ”を持ち込んだ革新的スタイルといえます。
つまり青色1号の笑いは、「人間観察の鋭さ × 即興的な空気感」の融合。
作り込みすぎないリアルさが、観客の心にじわじわと残る。
これまでの“設定コント”とも“シュールコント”とも異なる、新しいジャンルを切り開いています。
芸歴・同期一覧|青色1号の立ち位置を整理
青色1号は、太田プロダクションに所属するお笑いトリオで、芸歴は約8年(結成は2016年頃とされる)。
同期には、すでにテレビで活躍中の芸人たちが多く、芸歴的には「中堅若手」の位置づけにあたります。
NSC出身ではなく、ライブ活動から頭角を現した点が特徴で、劇場ファンの間では「ライブシーン発の実力派トリオ」として注目されています。
同期芸人の一例
青色1号と同時期に活動を始めた芸人としては、オズワルド、空気階段、蛙亭、コットン(旧:ラフレクラン)などが挙げられます。
いずれもネタ重視でありながら、テレビバラエティにも進出しているコンビが多く、青色1号もこの流れに近い“ネタライブ主軸組”に属します。
彼らが他と異なるのは、ボケ・ツッコミの明確な役割を置かず、三人のバランスで世界観を成立させている点です。
芸歴から見るポジション
芸歴8年前後というのは、賞レースで名が知られ始め、テレビにも呼ばれ始める“勝負期”。
青色1号も2020年代前半に複数のネタ番組やコントライブで評価を受け、業界内でじわじわと存在感を高めてきました。
2024年には「次に来る芸人」特集で取り上げられるなど、実力派の中でも“独自路線のコント師”として位置づけられています。
2025年のキングオブコントでは決勝へ進出し、さらに活動の幅を増やしています。
ライブシーンでの評価
劇場関係者やファンの間では、「演技力が高く、演出も巧み」「観客が“見入る”タイプのコント」との評価が多く、同世代の芸人とは一線を画す存在。
特に、上村の繊細な演技と、榎本の構成力、仮屋の柔らかい存在感のバランスが絶妙と評されます。いわば、舞台芸術としての“コント”を追求する姿勢が青色1号の芸歴を支えているのです。
このように、青色1号は同期勢の中でも「静かに深化しているタイプ」。
派手さよりも緻密な構成で勝負し、独自の世界観でライブシーンを牽引しているグループといえます。
3人のプロフィール|個性と役割のバランス
上村典弘(かみむら のりひろ)
トリオの中で最も演技力が高く、コントの核を担う存在。
もともと演劇畑出身ということもあり、セリフの間の取り方や、感情の微妙な表現が巧みです。
観客が「本当にこういう人いそう」と感じるリアリティを与えることで、青色1号の“観察型コント”に深みをもたらしています。
ネタ作りにも積極的に関わり、構成面でのセンスも光ります。
ライブMCではやや人見知り気味ながら、静かなトーンで話す一言が妙に刺さるタイプです。
榎本淳(えのもと じゅん)
引用:榎本淳Instagramより
青色1号の中で最も構成力が高い頭脳派。
ネタのテーマ設定や全体のストーリーメイクを主導することが多く、笑いを“設計”する役割を担っています。
演技では感情を抑えた淡々としたボケを担当することが多く、その“抑え”が他の2人の自由さを際立たせる効果を生んでいます。
ネタの世界観を緻密に構築するセンスがあり、青色1号が「設定の完成度で笑わせる」スタイルを貫けるのは榎本の貢献が大きいと言われています。
仮屋そうめん(かりや そうめん)
引用:仮屋そうめんInstagram
青色1号の“空気の潤滑油”ともいえる存在。
ツッコミでもボケでもなく、観客と舞台の間に立つような立ち位置で、ネタに柔らかさと安心感を与えています。
仮屋の何気ない一言が場をリセットし、緊張と緩和のバランスを整えることが多い。
いわば青色1号の“間”を支える人です。普段のトークでは天然な一面もあり、3人の中では最も親しみやすいキャラクターとしてファン人気が高いです。
トリオとしてのバランス
青色1号は、誰か1人が突出するタイプではなく、3人の個性が均等に機能するトリオ。
上村のリアリティ、榎本の構成力、仮屋の柔軟性が組み合わさることで、“自然な笑い”が生まれています。
特に、ツッコミ役を明確に置かず、全員が観察者であり被観察者でもある点がユニーク。
役割分担よりも“空気の共有”を重視するスタイルは、他のトリオにはない青色1号ならではの魅力です。
青色1号の差別化ポイント|なぜ“通好み”と言われるのか
青色1号が他のコント師と最も異なる点は、「笑いを観客に委ねる構成」にあります。
多くの芸人が“ツッコミで笑いのタイミングを作る”のに対し、青色1号はあえてツッコミを排除し、観客が“どこで笑うか”を自分で見つけるスタイル。
これにより、観る人によって感じ方が変わる知的な笑いが成立しています。
演者が答えを提示しない分、観客が“考える笑い”に引き込まれるのです。
また、彼らのネタには「日常の違和感」への異常な観察力が光ります。
誰もが見過ごすような会話のズレや、人間関係の微妙な駆け引きを切り取ることで、共感と不安の中間にある笑いを生み出している。
この感覚は、まるでドキュメンタリーのようなリアルさを持ち、派手さはないが“深い味わい”を残します。
さらに、構成の緻密さも青色1号の強みです。
セリフ一つ、間の長さ一つまで計算されており、観客に“自然に笑ってしまう”リズムを作り出します。これは、演劇的な演出経験を持つ上村の感性と、構造的に笑いを設計する関の技術が融合しているからこそ実現できるものです。
結果として、青色1号は“爆発的なウケ”を狙うタイプではなく、“静かに刺さる笑い”を生むタイプ。
笑いのプロや劇場通から「通好み」「クセになる」と評される理由は、こうした構造的かつ繊細な芸風にあります。
彼らのネタは、一度見ただけでは理解しきれない奥行きを持ち、リピート視聴でじわじわと魅力が増す稀有な存在なのです。
今後の展望|テレビよりも“ライブで強い”理由
青色1号は現在、テレビ進出よりもライブシーンでの存在感を確実に高めています。
その理由は、彼らのコントが「ライブという空間でしか伝わらない緊張感」を前提に設計されているからです。
観客との“呼吸のズレ”や“空気の揺れ”をも笑いに変える構成は、映像編集やテロップ演出では再現が難しいもの。
まさに、舞台上の一瞬に賭けるタイプの芸風です。
また、青色1号は即興性の高さでも評価されています。
ネタの中で演者同士の間合いを読みながら、セリフを微妙に変化させていくことで、毎回異なるニュアンスを生み出す。
これは“完成されたネタ”を見せるというより、“観客と一緒に空気を作る”ライブ芸の極致といえます。
現場で観るたびに新しい発見があるため、リピーターが多いのも納得です。
今後の展望としては、ネタ番組での露出をきっかけにファン層が広がることが予想されますが、本人たちは「ライブを軸に活動したい」と明言。
彼らの世界観が最も映えるのは、生の舞台。静かな笑いを積み上げるコントの力で、“ライブ発のブレイク芸人”として新しいモデルケースを築く可能性があります。
まとめ|青色1号は“次世代のコントシーン”を変える存在
青色1号は、派手さや勢いではなく、「観察力」と「構成美」で勝負する稀有なトリオです。
観客が笑う“間”をあえてコントロールせず、日常の違和感や人間のズレを繊細に描く。
まさに、“観察型コント”という新しいジャンルを切り拓く存在といえるでしょう。
同期のオズワルドや空気階段がテレビで人気を獲得する中で、青色1号はライブを主戦場に独自の地位を築いています。
観るたびに印象が変わる深い構成と、リアルな演技が織りなす笑いは、“一度見たら忘れられない”と評されるほど。
今後、テレビ露出が増えるにつれ、彼らの“静かな爆笑”が全国に知られる日は近いはず。
青色1号は、次世代のコントシーンを確実に変えていく注目株です。
ライブ文化を軸に、日本のお笑いの多様性をさらに広げていく存在といえるでしょう。

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